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2017年07月28日

ミラージュランドの新スポットで乗馬体験!ポニーの背にご夫婦の夢を乗せて

(写真引用:ミラージュランド

 

今年35周年を迎えた魚津市のミラージュランドに、今年春から新スポットがオープンしました。乗馬やエサやり体験ができる「ふれあい牧場フロンティア」です。

 

動物たちと触れ合える場所は県内にいくつかありますが、このふれあい牧場フロンティアにいるポニーたちが以前からとても気になっていました。

 

そのきっかけはこちらの動画です。(雪の上でゴロゴロするポニーたち

 

この動画はふれあい牧場フロンティアを運営する中村徹さん・多美さんご夫妻のFacebookで公開されているものです。他にもポニーたちの日常を垣間見られる動画や写真がほぼ毎日更新されています。(お昼寝中、寝言を言いながら走っている様子

 

ポニーたちのなんと愛らしく個性的なこと!ユーモラスで可愛い仕草に思わず吹き出してしまいそうになります。伸び伸びと、大らかにこの牧場での生活を楽しんでいる様子が、見ているだけでも伝わってきますね。人への厚い信頼、この無防備さは、きっと大切に愛情を注がれて育ったからこそなんでしょうね。このポニーたちに会いに行ってきました。

 

ミラージュランドの入口そばの通路上に「ふれあい牧場フロンティア」の文字と馬の蹄のペイントがあります。

 

 

この足跡をたどるように芝生広場の横を通り過ぎると、海岸線に面したふれあい牧場が見えてきます。

 

 

柵の中に入ると、可愛らしいサイズのポニー3頭がお出迎えしてくれます。
(*入場前に手の消毒をお忘れのないよう、お願いいたします)

 

 

まずこちらの白馬は「ビーバームーン」、2歳。
スペインのアンダルシア種と和種(道産子)から生まれた非常に稀な色合いの馬だそうで、睫毛まで上品なクリーム色で美しいですね。とても人懐っこく、興味津々で顔を寄せてきてくれました。とにかく好奇心旺盛で賢いとのこと。
名前は11月の満月の呼び名が由来だそうで、素敵ですね。

 

 

一回り小さい茶色のポニーは「シルバーグラス」、3歳。
名前の通り、銀色のたてがみが特徴のこの子の色合いも「尾花栗毛」といって珍しいのだとか。性格はクールで内弁慶、従順でおとなしいそうです。

 

 

一番小柄なミニチュアポニーの「ビッグハート」、こう見えて14歳と一番の年長者です。
ビッグハートは以前幼稚園で飼育されていたこともあり、とても優しい性格だそうです。
ふと視線を感じて振り返ると変顔をしているなど、度々ひょうきんな仕草を見せるため、中村さんは時々「中に小さなおじさんが入っているんじゃないか」と思ってしまうそうです。

 

乗馬体験では、一番大きなビーバームーンは体重80kgぐらいまで、一番小さなビッグハートは幼児まで乗れるそうです。ヘルメットのサイズも豊富に用意されていました。

 

娘は、この時初めて乗馬を体験したのですが、全然怖さを感じなかったと言っていました。馬の背が高すぎないので安心感があったのかもしれません。ゆっくり歩いてくれるので、ゆらゆらと揺れて、海が見えるのがまた良い気分だったそうです。
馬のたてがみが想像よりもゴワゴワしていたのが発見だったと言っていました。

 

 

 

このふれあい牧場フロンティアは、柵や厩舎など、ほとんどが手作りの牧場なんです。今年3月のオープン目前まで、中村さんご夫妻はスタッフの協力のもと槌をふるって整備に励んだそうです。(中村さんのご様子

 

 

 

中村さんは昨年夏、このふれあい牧場フロンティアを開くために魚津市に移住されたばかり。元々はおよそ30年間報道の仕事に携わり、その後は群馬県で観光プランナーをされていたという、牧場経営者としては異色とも言える経歴の持ち主です。
牧場を開くきっかけとなったのは、子どもたちが動物と深くふれあえる機会が少ないのではないかという危惧でした。

 

中村徹さん:「ただ可愛いだけでなく、動物にも人と同じように感情があるということを知って、子供たちが動物とのつきあい方を学ぶことができる場所が必要だと思います。

 

この牧場の3頭はとりわけ人懐こい性格ですが、馬は臆病な動物で嫌がったりびっくりすることもある。そういったことを理解してもらって、本当の意味で動物とふれあってもらいたいですね」

 

牧場を開く場所をここミラージュランドに決めたのは、元々魚津に友人が多く、新婚旅行の地が魚津だったこともありますが、何よりも牧場づくりに対する地域の熱意や協力、コンセプトへの理解が得られたことだったそうです。

 

 

ふれあい牧場フロンティアでは今後、年間を通してブラッシングなどのお世話体験ができるサポータークラブを作る予定です。様々なお世話をすることで、馬たちとより深い絆が結べそうですね。目指す牧場の姿に一歩一歩近づいているんですね!
動物に肌で触れて感じることは、言葉で理解する以上のものがありますよね。
このふれあい牧場でポニーたちに触れていると、子どもの頃一緒に遊んだ動物たちの思い出が蘇ってきました。

 

当時はいろいろと大らかだったこともあり、近所の犬や猫がとても身近な存在でした。

 

隣の家の猫が、開いた窓から自由に出入りして昼夜問わず遊びの誘いに来たり…。顔見知りのボルゾイ犬(かなり大きい!)が柵を抜け出した時、私の家を探し当てて、ごく当たり前の顔をして部屋まで入って来たこともありました(笑)。

 

ある時は、近所の別の犬に慰められたこともありました。その犬は、人懐っこいものの、お手やお座りはまったく覚えないし、クラクションを鳴らされても車の前から動かない大変マイペースな性格でした。

 

でもある年の冬、雪かき中に手を滑らせ、重いスコップで弁慶の泣き所を強打して、声も上げられず一人で悶絶していた時のこと。どこからともなく現れて、涙でぐしゃぐしゃになった私の頬をなめてくれたのはその犬でした。見れば、首輪抜けしてまで駆けつけてくれた様子。

 

助けようとしてくれているんだ…と感動した私が笑顔になるやいなや、「もう大丈夫そうだね、じゃ!」といった軽い感じで、私を置いてそのままセルフお散歩に出かけてしまいましたが。ひょっとすると、脱走してお散歩に行くのがメインで、慰めてくれたのはついでだったのかもしれませんね(笑)。それでも泣いている子どもを放っておけない優しさに触れて、痛みが一瞬で和らいだことを覚えています。

 

子ども時代を共にした動物たちはみな、虹の橋を渡っていってしまいました。
限りある命の尊さ、あたたかさ、その他の言葉にできない気持ちの数々を遺して。
たくさんの笑いに彩られた動物たちとの思い出は、子供時代のとても大切な場所を占めています。自分の子どもにもそんな経験をたくさんしてほしいなと思っています。

 

ご家庭の事情で動物を飼えない方も多いかと思いますが、このふれあい牧場フロンティアの個性豊かなポニーたちとのふれあいは、きっとかけがえのない体験になるのではないでしょうか。何度も通いたくなる素敵な牧場でした。

 

 

【ふれあい牧場フロンティア】

 

場所  富山県魚津市三ケ1181番地1 (ミラージュランド内)

開催期間  平成29年3月18日(土)~12月3日(日)

牧場開園時間   9:00~16:30

休園日   毎週水曜日 ※ミラージュランドの開園日、営業時間に準じます。

料金   入場料 100円/人(3歳以上)

※小学校2年生以下の方は保護者の付添が必要となります。

エサ1カップ:100円  乗馬体験:500円(1回)

ふれあい牧場フロンティア

 

■writer:*mana*
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