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2015年12月02日
今回は富山駅からバスに乗って、ファミリーパークへとやってきました。
富山県に住む人であれば、ファミリーパークがどんな所なのかはよくご存知かと思います。ファミリーパークはいわゆる普通の動物園とはちょっと違いますよね。
広大な敷地を闊歩しながら自然と触れ合いながら動物を愛でることができる素敵空間なのです。
「ファミリーパークなんてもう何度も行ってるよ」と言う自称ファミパ通のあなた。
では『ごっくんタイム』についてはご存知ですか?
ごっくんタイムとは、動物たちがエサを食べるところを間近で見ながら、飼育員による興味深い説明も聞けるというもので、動物達の素晴らしく貴重な部分を見せてもらえるのです。
動物にとって何よりも大事なことは『食べる』という行為です。これこそが生物として最も基本的かつ重要なもので、その姿にこそその生物の本能や個性が表れると言っても過言ではないでしょう。
今回は、この魅力的かつ健康体一直線のごっくんタイム巡りについてご紹介したいと思います。
動物によって時間が決められています。
個人的に特にお勧めなのがホンドザル、ニホンツキノワグマ、レッサーパンダなのですが、この3種は時間が非常に近く密集しており、一部から魔の時間帯と呼ばれています。そう呼んでいるのは私だけでしょうけど。
一度に全部周るのは無理なので、この中からピックアップしたものをご紹介していきます。「無理なく周れて、気が付いたら健康体になっていた」。そんな深夜のTV通販のような都合のいい内容を目指したいと思います。
太い縄に吊り下げられた細い紐の先っちょに、エサがぶら下がっています。
歩きにくく、取りにくそうに動いていますが、飼育員さんによると滑って下に落ちたことはないとのことです。
ガラスの手前部分の汚れは、アナグマの鼻によるものだそうです。泥の付いた鼻でエサをクレクレしてたら、自然とこうなったという感じなのでしょう。
それにしても、冬眠前とのことで非常に身体がころころしていますね。
動物のころころしたのは可愛いのに、人間はそうでもないのはなぜでしょうか?
これはおそらく柿でしょうか。動物は自分の好きなものから食べていきますよね。
飼育員さんが現れるとサーっと集まってきました。
前回見たときは皆そっけなく興味なさそうだったのに、ペンギンにとっても食欲の秋なのでしょうかね。
ポイポイっと~
以前、飼育員さんが「フンボルトペンギンは寒いのが苦手で~」と言っていたので、「ペンギンって北?南?極にいるのに寒いのが苦手?」と思ったら、フンボルトペンギンは南米出身とのことです。そう聞くと、なんとなくラテン系の雰囲気に感じてきました。
何か文句言いたそうね・・・
なんていうか、まあ割と普通です。ぽろぽろこぼれ落ちる草を狙って、シマウマがチョロチョロしてるのがなんとなく和む感じではあります。
さあ、それではいよいよ魔の時間帯に突入しますよ。
多くの動物はごっくんタイム間近になるとそわそわしたりするのですが、このサルの落ち着きのなさは尋常ではありません。
この瞬間、サル山は興奮のるつぼと化しています。
様々な穀物が与えられますが、皆なるべく自分の一番好きなものから必死に食べて行きます。
なぜ『なるべく』なのかというと、弱いサルはゆっくり落ち着いて食べられないからです。サルは弱肉強食の群れ社会。サルの食事は日々闘いなのです。
エサはその時その時で違うようで、この日の一番人気は柿でした。
まるでおじいちゃんの入れ歯のようになった柿。
ちょっとお口にはめてみてくれませんかね。
そんなに見つめないで・・・
そして次は皆さんお待ちかね、これぞ生きてるぬいぐるみ!
飼育員さんが手前のガラスにペタペタとリンゴを貼っていきます。
こ、これはもしや・・・
きゃわわわ!!
これを見ないファミリーパークなどあり得ない!とあえて断言しておきましょう。
いえ、もっとこっち見ててほしいです・・・
2006年に上野動物園からやってきたという、シティボーイのマー君。ツキノワグマ界きってのイケメンボーイとの噂です。
しかし、家政婦は見た!!
マー君が立ちシ〇ンしているところを!!
こうなるともう、ただの酔っ払いのオッサンにしか見えませんね。
これからは、マーさんとお呼びせねば。(実際は壁に向かって歩いて方向転換する瞬間です)
クマのごっくんタイムは後ろの別室にて行われます。
さすがに量が多いですね。
エサの中にある左の謎の物体が気になりますが、我々解析班によるとサツマイモである可能性が非常に高いとのことでした。
「バリッ!ボリッ!ゴリッ!シャクシャクシャクシャク・・・」
一心不乱に、ただひたすら食べ続けるクマ。
このクマのがむしゃらに食べる姿って、何ていうか妙に落ち着くものがあるんですよ。いつまで見ていても飽きない不思議な魅力がクマにはあります。
世の中には「私の料理をいっぱい食べてくれる男の人が好き」という女子がいたりしますが、このクマを見ていてなんとなく和むのは、そういう母性的な心理に基づくものかもしれませんね。私男だけど。
さて、次のごっくんタイムまで時間があるので、あちこち散策してみましょう。
ファミリーパークは動物だけでなく、自然の豊かな場所でもあります。
園内を一周するだけでもかなりの距離を歩くことになります。ぜひその目に周りの美しい風景を焼き付けてください。
そして、たまには空も見上げてみよう。
青空をじっくり眺めたのって、いつ以来のことだろうか。
しかし、上を見すぎて
足元が完全にノーマークになるのも避けたいところですね。
この見るからに怪しげなキノコ。
ネットで調べたらタマゴタケといって、なんと食べられるそうです。しかしベニテングタケやタマゴタケモドキという似たような毒キノコも存在するので、いくらネットで画像が一致したところで、とても食べてみる気にはなれませんね・・・。
カピバラさんったらもう~、鼻の下伸ばしちゃってぇ~。
想像力を働かせると、鼻から口のあたりが猿の顔のようにも見えませんか?
だって、日陰寒いもーん。
子ヤギを見るとついユキちゃんと言ってしまう人はいませんか?私もです。
みーんな大好き、イノシシさんもいましたよ。
皆さん気になってしょうがないであろう、この2頭のイノシシの名前は・・・
イシシちゃんと、ノシシくん。
やっつけにも程がある!
恐らく5秒ほどで命名されたのでしょう。
そして鶏舎には様々な種類のニワトリがいます。
ほうほう、名古屋コーチン・・・ゴクリ…
他にも比内鶏やら軍鶏やら薩摩鶏やら、実に美味しそうな鶏たちがいます。
なんだかちょっとお腹が空いてきました。
そして烏滑鶏の小屋も覗いてみると・・・
おおおお!高級食材、烏滑鶏の卵ちゃん!!
その元気玉子、オラに分けてくれーー!!
オオワシといいフクロウといい、猛禽類のかっこよさは異常。
蝶って、そんな使命を持って飛んでいたのですね。
恥ずかしながら私、蝶ってただノーテンキにひらひら飛び回ってるだけかと思ってました。これから蝶を見たら「見回りご苦労様です」と思うことにします。
園内のあちこちにちょっとした豆知識が書いてあって、これがなかなか興味深くて面白いんですよ。
さすがにいっぱい歩き回ったので、売店で一休み。
園内で採れた梅で仕込んだウメジュースをいただきました。
濃厚な梅エキスが疲れた身体に染み渡ります。
300円という価格ですが、実はこのウメジュースがこの後で非常に重要な意味を持ってくるのです。
本日のごっくんタイムもいよいよ最後。トリを飾るのはラストに相応しい猫科最強との誉れ高いアムールトラです。
さすがにトラのエサともなると、エサとなる肉の迫力も半端ないです。
思わずモザイクを入れざるを得ないインパクト!
肉は馬肉とレバーとのことですが、さらにスプーンですくった粉上のサプリメントを肉に混ぜ込みます。
さあさあ、いよいよ扉が開いて選手入場~~!!
※テーマ曲は流れたりしません
目の前で巨大な生肉にむしゃぶりつく様は、まさにド迫力です。
しかしこのトラのごっくんタイムは一つ注意するべき点がありまして、ガラスにも貼ってあるし飼育員さんも言ってくれますが、トラが後ろを向いてしっぽを持ち上げたらすぐに逃げてください。オシッコをかけられるという事案が発生してしまいます。
それでは、閉園間近のアナウンスも流れてきたことだし、本日はこれでファミリーパークを後にすることにします。
しかし今回の超健康体一直線はこれで終わりではなく、実はここからが本番と言ってもいいかもしれません。ということで私、今から歩いて帰ります。健康のために。
最近すっかり日も短くなりまして、もう薄暗くなってきました。
しかし健康のためにはなんとしても頑張って歩かなければなりません。
健康ってちょっと辛いなぁ・・・。
しかしウメジュースのクエン酸が効いてるからなのか、結構頑張れちゃいます。
そして歩き出すこと約1時間ちょい、ついに到着しました!!
健康って、いいなあ~~(*^o^*)
このお店にいた約90分で、昼間消費したカロリーを遥かに上回ってしまいました。
さああなたもぜひ、この魅惑のファミリーパークで超健康体を手に入れてみませんか!?
今日紹介した施設の案内
富山市ファミリーパーク
住所:富山県富山市古沢254
電話番号:076-434-1234
開園時間:AM9:00~PM4:30(3月15日~11月30日まで)
AM10:00~PM3:30(12月1日~翌2月末日)
休園期間:3月1日~14日/12月28日~1月4日
料金:大人500円(団体30名以上400円)
中学生以下無料
富山市民で70歳以上の方は250円
writter:あるのん
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